はじめに
「人と話すのが得意じゃないから、パソコン一つでコツコツ作業できるWebデザイナーに興味がある」という声は、スクールの説明会でもよく耳にします。
たしかにWebデザイナーは在宅ワークやフリーランスといった働き方がしやすい職種で、満員電車での通勤も必須ではありません。
ただ、「一人で黙々と作業できる=誰とも関わらなくていい」というのは、少し誤解が含まれています。
実際の現場では、デザインを作る以外にも人とのやり取りが発生する場面があります。今回は、実際にどんな場面でコミュニケーションが必要になるのか、そしてコミュ力に自信がない人でも大丈夫な理由についてお話しします。
転職を考える中で「自分に向いているだろうか」と不安になったときにこそ、具体的な働き方をイメージしておくことが大切です。
クライアントワークで発生するやり取り
フリーランスや制作会社に勤めてクライアントワークをする場合、案件ごとに次のようなやり取りが発生します。
ヒアリング:どんなサイトにしたいか、ターゲットは誰か、参考にしたいデザインはあるかなど、要望や目的を確認する工程です。ここでズレが起きると後の修正が増えてしまうため、実は最も重要な工程とも言えます。
進捗共有:配色はこの方向で進めて良いか、この文言はどちらが良いかなど、制作途中の確認事項のやり取りです。多くはチャットツールやメールで完結します。
修正・納品対応:デザインを提出すると修正依頼が来ることがほとんどです。「なぜこの修正が必要なのか」を丁寧に確認し、意図を汲み取って形にしていく力が求められます。たとえば「もっと明るい雰囲気にしてほしい」という抽象的な依頼であっても、具体的にどんなイメージを持っているのか掘り下げて質問できると、手戻りを減らすことができます。
企業のWeb担当者の場合
制作会社やフリーランスだけでなく、一般企業の「Web担当者」として就職するケースも増えています。
この場合は、少し違ったコミュニケーションが発生します。営業部やマーケティング部からの依頼を受けて制作を進めたり、上長へ進捗を報告したり、社外の制作会社やライターとやり取りしたりする場面です。
社内会議で「なぜこのデザインにしたのか」を説明する機会もあります。社内で完結する分、クライアントワークよりも人間関係が固定されやすく、一度信頼関係を築ければその後はスムーズに進みやすいのが特徴です。
オンラインならではの特徴
在宅・リモート中心の働き方では、コミュニケーションの多くはチャットやビデオ通話です。
話す前に文章を整理する時間があるため思いつきで発言せずに済む、記録が残るので「言った・言わない」のトラブルが起きにくい、雑談よりも「要件を正確に伝える力」が重視されるなど、対面が苦手な方にとってはむしろメリットも多くあります。
対面での雑談や場の空気を読む力よりも、「必要なことを、わかりやすく、簡潔に伝える力」の方が実務では重宝されます。これは特別な才能ではなく、経験と訓練を重ねることで誰でも身につけられるスキルです。
実際に、人前で話すのが苦手だった方が、文章でのやり取りを重ねるうちに「伝える力」に自信を持てるようになったというケースも少なくありません。
コミュ力に自信がなくても大丈夫な理由
Webデザイナーに求められているのは「初対面の人とすぐ打ち解けられる雑談力」ではなく、「認識のズレを防ぐための、正確なコミュニケーション力」です。たとえば、次のような工夫だけで不安はかなり減らせます。
- ヒアリング項目をあらかじめテンプレート化しておく
- 修正依頼は「いつまでに」「どの部分を」「なぜ」変更したいのかを箇条書きで確認する
- 打ち合わせ前に伝えたいことをメモにまとめておく
こうした準備の積み重ねが、そのまま「仕事がしやすい人」という信頼につながっていきます。
まとめ:デジハリ青森でのサポート
デジタルハリウッドSTUDIO青森では、Slackなどのコミュニケーションツールを通じてトレーナーやスタッフ、他の受講生とのやり取りが自然に発生する環境があります。
デザインの技術だけでなく、「意図を伝える力」や「要望を汲み取る力」も、実践の中で少しずつ身についていきます。「コミュ力に自信がないから」という理由だけでWebデザイナーという選択肢を諦めてしまうのはもったいないことです。まずは無料のスクール説明会で、実際の働き方や学び方について気軽にご相談ください。

